改めて読んでみたまんが。

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■特別編■


ふと思いついて、改めて読み直してみたまんがや、
読んでなかった昔のまんがを読んでみたとゆ〜トコロ。
かなり勝手なコトを書いておりますので、先生ならびに
関係者、ファンの方々には、予めお詫び致します。

(敬称も略しております。個人的にその方が重厚かと思いまして。)

●2004.10.23 特別編を追加●

「マップス」 全巻
長谷川裕一
(学研)

  一応、同業者の端くれと致しましては申し訳ないのですが、新刊を揃えた
 のではなく、古本屋さんで全巻購入。でも、すっごく面白くて、楽しませて頂
 きました。「マップス」の存在自体はかなり前から知っていましたが、購入の
 動機は、リアルタイムで読んでいた「クロノアイズ」(マガジンZ掲載 全6巻)
 がとても面白かったから。「クロノアイズ」の続編、「クロノアイズ グランサー」
 (同 マガジンZ連載 全3巻)も楽しませて頂きました。
  まとめて読むと、長期連載の醍醐味をたっぷりと味あわせて頂きました。
 いいなぁ、長編SF冒険物語。スタンスは少年まんがだし。…そ〜いえば、
 外伝もあるんですよね、確か。別のお値段高めの古本屋さんにありました
 が、迷ってるうちにとっとと買われてしまいました。…しまった!

「ジョジョの奇妙な冒険」 16巻以降
荒木飛呂彦
(集英社)


  第3部の途中、”太陽”のスタンド(単行本18巻)の頃に少年ジャンプを
 卒業しまして、単行本の方も15巻までしか持っていませんでしたが、な
 んだか続きが気になって揃えました。そのころにはもう第5部がクライマ
 ックスだったので、かなり大変でした。私的に一番好きなのは第2部・ジョ
 セフ=ジョースターなのですが、第3部も第4部・スタンド番長も第5部・
 GIOGIOも楽しく読ませて頂きました。第6部であるところのストーンオー
 シャンも単行本で読ませて頂きました。

「ベルセルク」 17巻以前
三浦建太郎
(白泉社)


  じつは、アニメの方を先に観てしまいまして、アタマに来ちゃいました。
 だから原作の方も読まなかったのですが、とんでもない過ちでした。全然
 面白いじゃあないですか!ビックリ!そんなワケで、いまやすっかりファン
 です。展開が毎回楽しみです。できればこのままジックリと、何年がかりで
 も楽しみ続けたいと思っております。


「MASTAERキートン」 全巻
原作・勝鹿北星 作画・浦沢直樹
(小学館)


  こちらもじつはアニメの方を先に観ました。面白かったので、原作を全巻
 購入することにしました。うむ、原作もやっぱり面白い。原作の話をアニメ
 で構成し直したりもして、双方の面白さを引き立てているのが上手いです。
 ところで、ふと気になったのですが、原作にある政府がらみの話はアニメに
 なりませんね。いえ、この作品だけに限らず。やっぱりなにかしら壁とゆうも
 のがあるのかも知れませんね。

「らんま1/2」 全巻
高橋留美子
(小学館)


  買ってました、6巻まで。でも、当時はど〜もセクハラチックに思えてしま
 いまして。あと、女乱馬にストレートになびけなくて。「ホントは男だしな〜」
 と思うのですが、天道家次女・なびきが売り捌く女乱馬の半裸写真は売れ
 まくるとゆ〜のが、なんだか納得できなくて。ふっ…堅かったっスね。コメ
 ディなんだから、それほど堅くならなくても。全巻揃えたらやっぱり、面白
 かったし。ちなみにアニメの方は、シャンプー役の佐久間レイさんが忘れら
 れません。キャラクターデザインの中島敦子さんも好きだし。

「ふたり鷹」 全巻
新谷かおる
(小学館)


  「エリア88」と「ファントム無頼」は全巻持っていて、この度ワイド版(厚い
 本)にて揃えました。リアルタイムで読んでいたのは中盤くらいまででした
 か?少年サンデーはたまにマイブームが来た時しか連続で購入していな
 かったもので。読んでみると、やはり面白いです。少々バイク好きが脱線
 している気もしますが、そこはそれ。ん…私も脱線しますが、石渡治の「
 スーパーライダー」って、同時期だったかな?もう「火の玉BOY」やってた
 かな?

「タッチ」 全巻
あだち充
(小学館)


  アニメは観てました。なんかよくやってますし。近年もよく再放映してます
 が。リアルタイムでまんがを読んでいた時はまだ中学生やそこらだったの
 で、展開ののんびりさに焦れったく思いましたが、今にして読み直すとかな
 り面白くて、若さ故の性急で安直な展開を恥ずかしくも思います。ど〜も、
 派手好きでいけませんな。”枯れた味わい”ではなく、”深い味わい”なのだ
 と理解する判断力に欠けているようです、今も。
  ところでアニメの方、確か南の後輩で新体操部に入ってくる、ショートカッ
 トのいわば”若松みゆき”的なキャラで、南には敵わないとゆ〜立場の女の
 子がいたよ〜な気がしますが、錯覚?再放映ではまるっきり観ないので。
 アニメオリジナルのキャラなんですけど。

「みゆき」 全巻
あだち充
(小学館)


  「みゆき」といえば、H2Oの「想い出がいっぱい」なのですが、曲は好き
 なので覚えていても、肝心の作品の方は覚えていませんでした。私が観
 ていたのはアニメの方ですけど。オープニングとエンディングはちゃんと
 覚えているんですけど。そ〜ゆ〜ワケではないのですが、ふと思いたち
 まして、ワイド版で全巻購入。読み直して思ったことは、ひょっとして私は
 ”鹿島みゆき”派?とゆ〜コトでした。作品としては決着をつけるより、2人
 の”みゆき”とイチャイチャしていられる頃が青春だったなぁ、と思わずに
 はいられない気がしました。でも、どちらかに決めるのも、また青春です
 ねぇ。

「銀河鉄道999」 最終巻
松本零士
(少年画報社)


  リアルタイムでは無く、アニメが先でした。が、ちゃんと全部観た記憶は
 ありません。小学生の頃だったし。劇場版の方も、ついこの間観たような
 次第でして、じつはちゃんとした最終回の記憶がありませんでした。最後
 にメーテルと別れるシーンは記憶にあるのですが。しかも原作の方も、
 少年画報社のヒットコミックスで集めていたのですが、ど〜しても最終巻
 だけ手に入らず諦め掛けていたのですが、ゲット致しました。おかげで、
 全18巻中15巻ダブリましたが。なんだかあまりにも唐突に、しかも久し
 振りに読んでみていきなり最終回だったよ〜な気持ちですが、やはり感
 無量でした。上記の「みゆき」とは違う感じですが、やはり青春だったなぁ
 と思いました。

「ヤマタイカ」 全6巻
星野之宣
(潮出版社)

  「ヤマトの火」(集英社刊)の続きと言うか、リメイク。星野先生にしては
 珍しく超能力物。科学と言うより考古学を主軸に考察し、現代日本と絡め
 たスペクタクル。考古学的考察では「宗像教授伝奇考」(潮出版社刊)の
 方が好みですが、これも読み応え満点。ずっと欲しかったんですけど近所
 の本屋さんには到底揃って無くて、古本屋さんでようやくゲット。ちょっと
 ばかり本は傷んでましたが、感無量です。星野先生の作品で一番好きな
 のは、「2001夜物語」かな?どれも甲乙付けがたいのは、言うまでもなく。

「火の鳥」 全12巻
●ギリシャ・ローマ編●
●黎明編●
●ヤマト・異形編●
●鳳凰編●
●復活・羽衣編●
●未来編●
●望郷編●
●宇宙・生命編●
●乱世編 上・下●
●太陽編 上・下

手塚治虫
(角川書店)

  そうそうしょっちゅう全巻セットを買い揃えてくるワケでもないので、今回は
 以前から持っていたモノを改めて読み直してみた感想です。

 「火の鳥」で一番有名なのは、やはり鳳凰編でしょうか。アニメにも随分昔に
 なったし。初めて「火の鳥」を読んだのは確か小学生の頃、図書館に置いて
 あった辞書並みに厚い本だったと思います。揃えてみたら結構読んだことの
 ないシリーズがあったりしまして、新鮮な感動と供に改めて読んだシリーズの
 解釈を、私なりに感銘を覚えたりもしました。長編大作で読み応えも充分で、
 まんがなのに「読書したなあ。」って思わず感嘆の溜息が漏れちゃいます。

「名探偵コナン」 44巻以前
青山剛昌
(小学館)

(2004. 2.22 記述)

  アニメの方を観てました。ちゃんと毎週観る様になったのは3,4年前頃で、
 つまりは21世紀になってからです。なモンで、時々出てくる「前にこんなコトが
 あった」と言う伏線が解らなくて、スッキリしなかったので原作の方をまとめて
 揃えてみました。そして、疑問は全て晴れ…たり、増えたり?(^^;
 この作品はアニメと原作の二人三脚的に面白く作っているんだなぁと、思いま
 した。推理や話の展開、キャラクターの構成などがしっかりした原作の面白さ。
 それでもまんがでは出来ない、キャラクターの細かな表情や動きなどと、音の
 演出を上手く表現するアニメ。どちらが欠けても物足りない作品なのだと思い
 ました。
  …余談ですが、原作では単行本一巻につき、事件は2つか3つくらいなのに、
 アニメはすでに9年も続いていると言う事は…アニメスタッフはかなり頑張って
 いらっしゃるのですねぇ。(^^;